金利1%・35年なら1,000万円あたり月28,228円
「1,000万円借りたら毎月いくらか」は、金利と返済期間の2つだけで決まります。 元利均等返済・ボーナス返済なしの条件で、1,000万円あたりの毎月返済額を金利と期間の組み合わせで算出しました。 まず自分に近い行と列を探してください。
| 金利 | 20年返済 | 25年返済 | 30年返済 | 35年返済 |
|---|---|---|---|---|
| 0.5% | 43,793円 | 35,466円 | 29,918円 | 25,958円 |
| 1% | 45,989円 | 37,687円 | 32,163円 | 28,228円 |
| 1.5% | 48,254円 | 39,993円 | 34,512円 | 30,618円 |
| 2% | 50,588円 | 42,385円 | 36,961円 | 33,126円 |
| 2.5% | 52,990円 | 44,861円 | 39,512円 | 35,749円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。元金1,000万円・元利均等・ボーナス返済なしで、金利と返済期間だけを変えています。
表の幅を見ると、金利0.5%・35年の月25,958円から、金利2.5%・20年の月52,990円まで広がります。 同じ1,000万円でも、条件の置き方で毎月の負担は2倍以上違う計算になります。
自分の借入額は掛け算で当てはめられる
元利均等返済の毎月返済額は借入額に比例します。そのため1,000万円あたりの月額に倍数を掛けるだけで、 自分の借入額の月額をほぼそのまま出せます。実際にずれるのは端数処理の分だけです。 金利1.0%・35年で、借入額ごとの実際の月額と、月28,228円に倍数を掛けた推計を並べました。
| 借入額 | 掛け算の推計 | 計算エンジンの月額 | 差 | 年間返済額 |
|---|---|---|---|---|
| 1,500万円 | 42,342円 | 42,342円 | 0円 | 508,104円 |
| 2,000万円 | 56,456円 | 56,457円 | 1円 | 677,484円 |
| 2,500万円 | 70,570円 | 70,571円 | 1円 | 846,852円 |
| 3,000万円 | 84,684円 | 84,685円 | 1円 | 1,016,220円 |
| 3,500万円 | 98,798円 | 98,799円 | 1円 | 1,185,588円 |
| 4,000万円 | 112,912円 | 112,914円 | 2円 | 1,354,968円 |
| 4,500万円 | 127,026円 | 127,028円 | 2円 | 1,524,336円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。金利1.0%・35年・元利均等で、借入額だけを変えています。
差は最大で2円でした。概算の段階では無視できる幅なので、 「1,000万円あたり月28,228円」を覚えておけば、物件価格が動いても暗算で追えます。 逆に、毎月払える額から借入額を求めたい場合は毎月返済額からの逆算が向いています。
1,000万円あたりの総利息は期間で逆を向く
毎月返済額を下げたいなら期間を延ばすのが早い方法です。ただし1,000万円あたりの総利息は反対方向に動きます。 金利1.0%で期間だけを変えると次のようになります。
| 返済期間 | 毎月返済 | 総利息 | 総返済額 | 35年との月額差 |
|---|---|---|---|---|
| 20年 | 45,989円 | 104万円 | 1,104万円 | +17,761円 |
| 25年 | 37,687円 | 131万円 | 1,131万円 | +9,459円 |
| 30年 | 32,163円 | 158万円 | 1,158万円 | +3,935円 |
| 35年 | 28,228円 | 186万円 | 1,186万円 | 基準 |
| 40年 | 25,285円 | 214万円 | 1,214万円 | −2,943円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。元金1,000万円・金利1.0%・元利均等で、返済期間だけを変えています。
20年返済と35年返済では、毎月返済は17,761円違い、総利息は82万円違います。 35年の総利息186万円は借入額の18.6%にあたります。 月額だけを見て期間を決めると、この差が後から効いてきます。期間の選び方そのものは 返済期間の比較で詳しく出しています。
金利0.1%あたり、1,000万円で月何円か
金利の提示は0.05%刻みや0.1%刻みで変わります。その1段がいくらに相当するかを、 1,000万円あたりの月額の増え方として算出しました。
| 金利の動き | 20年返済の月額増 | 35年返済の月額増 | 35年の年間増 |
|---|---|---|---|
| 0.5% → 0.6% | 434円 | 444円 | 5,328円 |
| 1% → 1.1% | 447円 | 469円 | 5,628円 |
| 1.5% → 1.6% | 461円 | 492円 | 5,904円 |
| 2% → 2.1% | 475円 | 515円 | 6,180円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。元金1,000万円・元利均等で、金利を0.1ポイント上げた前後の毎月返済額の差です。
35年返済では、金利0.1%あたり月444円〜515円の幅でした。 借入3,000万円ならこの約3倍、4,000万円なら約4倍が目安になります。 1段の見た目は小さくても、借入額と期間を掛けると家計に出る額になります。 引き下げ幅そのものの価値は金利引き下げ幅の実額で扱っています。
変動金利では「月いくら」が途中で動く
ここまでは金利が一定の前提です。変動金利の場合、1,000万円あたりの月額は返済中に改定されます。 金利0.6%で借り、5年かけて1.0ポイント上がる仮定を置くと、 初回の返済額改定は2031年10月、月26,402円から月31,178円になりました。
| 項目 | 金利0.6%のまま | 5年で+1.0ポイント |
|---|---|---|
| 当初の毎月返済 | 26,402円 | 26,402円 |
| 初回改定後の毎月返済 | 26,402円(改定なし) | 31,178円 |
| 改定による増加 | 0円 | 4,776円 |
| 1.25倍の上限 | — | 33,002円(未到達) |
| 35年の総返済額 | 1,109万円 | 1,281万円 |
| 未払利息 | 0円 | 発生なし |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。元金1,000万円・残り35年・元利均等、5年ルールと125%ルールありの条件で、金利が半年ごとに段階的に上がる仮定を置いています。金利の予測ではありません。
この仮定では改定後の月31,178円は1.25倍の上限33,002円に届いておらず、 上限で抑えられた部分はありません。未払利息も発生していません。 この返済額で利息が返済額を超える金利は3.17%で、仮定した上昇幅の1.6%はそこまで届かないためです。 一方で35年の総返済額は172万円増えています。 125%ルールが働く水準や未払利息が出る条件は変動金利に上限はないで扱っています。
どの数字を見て判断を変えるか
1,000万円あたりの月額は、借入額を決める段階でいちばん使いやすい単位です。 物件価格が500万円上がるなら、金利1.0%・35年では月14,114円の上乗せに相当します。 これを家計の月間黒字と比べれば、価格交渉や間取りの判断材料になります。
期間を迷っている場合は、期間別の表の月額と総利息を同時に見ます。 毎月の黒字に余裕があるなら短い期間、黒字が薄いなら長い期間にして繰上げ返済で調整する、という使い分けができます。 ただし長い期間を選ぶと、金利上昇の影響を受ける年数も長くなります。
変動金利を選ぶ場合は、当初の月額ではなく改定後の月額で判断します。 上の仮定では1,000万円あたり月4,776円の増加でした。借入3,000万円ならこの約3倍です。 その額を払えるかどうかを、借入時点で確認しておく方が安全側です。
自分の条件で確認する手順
まず借入予定額を1,000万円単位に分けます。3,500万円なら3.5倍です。 次に、金融機関から提示された適用金利と返済期間で、冒頭の一覧表の該当するマスを読み、倍数を掛けます。 これで毎月返済額の概算が出ます。
続いて、その月額が家計の手取りに対してどの位置にあるかを見ます。 管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険、駐車場代は返済額に含まれないため、別に積みます。 返済中の人は、当初借入額ではなく返済予定表の現在残債と残り期間で計算し直してください。
最後に、金利が上がった場合の月額も出しておきます。金利0.1%あたりの表の増加額に、 想定する上昇幅の段数と借入額の倍数を掛ければ概算できます。 正確な改定額は契約内容と金融機関の取り扱いによるため、金融機関への確認が必要です。
端数処理で数円ずれる理由
毎月返済額は、理論上の金額を円未満で切り捨てる処理を入れて算出しています。 そのため1,000万円あたりの月額に倍数を掛けた値と、借入額をそのまま計算した値は数円ずれます。 上の表では最大2円でした。
実際の契約では、金融機関ごとに円未満の扱いや最終回の精算方法が異なります。 数円から数十円の範囲で返済予定表と合わないことはあり得ます。 総返済額の比較や借入額の検討には影響しない幅ですが、返済予定表の数字と1円単位で突き合わせる用途には向きません。
よくある質問
1,000万円の毎月返済額は何で決まりますか
元利均等返済・ボーナス返済なしなら、適用金利と返済回数(月数)だけで決まります。 年収や物件価格は返済額そのものには影響しません。ただし借入可能額の審査には関係します。
2,000万円なら1,000万円の2倍の月額になりますか
ほぼ2倍になります。上の表では金利1.0%・35年で、2倍の推計56,456円に対し計算値は56,457円で、 差は1円でした。端数処理の分だけずれます。
ボーナス返済を使うと表の月額はどうなりますか
ボーナス返済を併用すると、元金の一部がボーナス月に回るため毎月分の返済額は下がり、 ボーナス月の支払いが増えます。この表はボーナス返済なしの前提なので、併用する場合は条件を変えて計算し直してください。
まとめ
- 金利1.0%・35年なら1,000万円あたり月28,228円、年間338,736円
- 借入額は掛け算で当てはめられる。誤差は最大2円
- 20年返済なら月45,989円。月額は17,761円上がり、総利息は82万円下がる
- 金利0.1%あたりの月額増は35年で444円〜515円
- 変動金利なら改定後の月額で見る。この仮定では月4,776円増えた