金利0.1%の差は総額でいくらになるか
残債3,000万円・残り35年のローンで、金利が0.1%刻みで違う場合の 毎月の返済額と総返済額を計算しました。金利以外の条件(借入額・期間・返済方式)はすべて同じです。
| 金利 | 毎月の返済額 | 総返済額 | 0.5%との差 |
|---|---|---|---|
| 0.5% | 77,875円 | 32,707,500円 | ±0円 |
| 0.6% | 79,208円 | 33,267,360円 | +559,860円 |
| 0.7% | 80,556円 | 33,833,520円 | +1,126,020円 |
| 0.8% | 81,918円 | 34,405,560円 | +1,698,060円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。
0.5%を基準にすると、0.8%まで上がると総返済額は+1,698,060円増えます。 0.1%刻みの差だけを見ると、0.5%→0.6%は559,860円、 0.6%→0.7%は566,160円、0.7%→0.8%は572,040円と、 金利水準が上がるほど0.1%あたりの差もわずかに広がります。
返済期間が長いほど、0.1%の差は大きくなる
同じ0.1%の差(0.6%と0.7%を比較)でも、返済期間によって総額への影響は変わります。 期間が長いほど、金利差が効いてくる期間そのものが長くなるためです。
| 返済期間 | 0.1%(0.6%→0.7%)の総返済額差 |
|---|---|
| 25年 | 396,600円 |
| 30年 | 480,600円 |
| 35年 | 566,160円 |
残債3,000万円で試算。このサイトの計算エンジンによる算出値です。
25年では396,600円なのに対し、35年では566,160円まで広がります。 期間を長く借りている人ほど、金利交渉や借り換えでの0.1%の重みが大きいということです。
諸費用の方が大きいこともある
ここまでの数字は金利差だけを比較したものです。実際に他行へ借り換えて金利を下げる場合は、 事務手数料・保証料・抵当権の抹消と設定・印紙・司法書士報酬といった諸費用がかかります。
諸費用の実額は借り換えの諸費用は総額いくらかで内訳ごとに計算しています。 0.1%〜0.3%程度の金利差であっても、諸費用の方が大きく、借り換えの効果が出るまでに時間がかかるケースがあります。 何年目まで借り換えが有利かは借り換えは何年目まで得かで扱っています。
一方、同じ金融機関のままでの金利引き下げ交渉であれば、 借り換えのような事務手数料や抵当権の設定・抹消費用は基本的にかかりません。 その場合は上の表の金利差がそのまま効いてきます。
金利交渉や比較で意識したいこと
「0.1%の違い」は数字だけ見ると小さく感じますが、返済期間が長い住宅ローンでは 実額にすると数十万円〜百万円単位になります。金融機関を比較するときや、 金利引き下げの交渉をするときは、この実額を先に把握しておくと判断しやすくなります。
逆に、借り換えのように諸費用が発生する選択肢では、0.1%〜0.2%程度の差だけを理由に 動くと、諸費用を回収しきれない場合があります。金利差の実額と、かかる費用の実額を 同じ表で並べて比べることが必要です。
まとめ
- 残債3,000万円・35年では、金利0.1%の差(0.6%→0.7%)で総返済額は約57万円変わる
- 返済期間が長いほど、同じ0.1%の差でも総額への影響は大きくなる
- 金利水準が上がるほど、0.1%あたりの差もわずかに広がる
- 借り換えで金利を下げる場合は、諸費用と比べて実質的に得かどうかを確認する