ボーナス比率別に毎月と総額を比べる
結論を表で示します。残債3,000万円・残り25年・今の金利0.9%の人が、ボーナス返済なしの0.6%へ借り換える場合です。
| 今のボーナス比率 | 今の毎月 | ボーナス月に足す額 | 借り換え後の毎月 | 毎月の増加 | 総支出の差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20% | 89,367円 | 134,274円 | 107,712円 | 18,345円 | +31.0万円 |
| 30% | 78,196円 | 201,411円 | 107,712円 | 29,516円 | +31.6万円 |
| 40% | 67,025円 | 268,548円 | 107,712円 | 40,687円 | +32.1万円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。プラスは借り換えの方が総支出が少ないことを示します。諸費用は定率2.2%などの既定値で90万円です。5年ルールを除いて計算しています。
ボーナス比率が高いほど毎月の増加は大きくなります。ボーナス返済をなくすこと自体では総額はほとんど変わらず、差の大部分は金利差と諸費用から来ています。ボーナスの扱いと総額の関係はボーナス返済の試算で確認できます。
年間の支払いで比べる
毎月だけ見ると増えて見えますが、年間で比べると別の見え方になります。
| 今のボーナス比率 | 今の年間返済 | 借り換え後の年間返済 | 年間の差 |
|---|---|---|---|
| 20% | 1,340,952円 | 1,292,544円 | 48,408円減 |
| 30% | 1,341,174円 | 1,292,544円 | 48,630円減 |
| 40% | 1,341,396円 | 1,292,544円 | 48,852円減 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。毎月の返済を12回とボーナス返済を2回足しています。
年間の総額は金利差の分だけ下がります。毎月の増加を払えるかどうかが問題で、ボーナスの入り方で評価は変わります。ボーナスが減った場合の負担はボーナスが減った場合で計算しています。
同じ銀行の条件変更と比べる
借り換えをせずに、同じ銀行でボーナス返済を変更できる場合があります。三菱UFJ銀行はボーナス返済に関する変更の手数料を、インターネットで5,500円、店頭窓口で11,000円(いずれも税込)と案内しています(案内、2026年11月1日に確認)。
同じ金利のまま変更する場合は、毎月は22,341円増え、総支出の差は+0.6万円です。諸費用がかからない代わりに金利は下がりません。諸費用を払っても借り換える価値があるかは、金利差で判断します。判定は借り換えない方がいい条件にあります。
金利上昇との関係
ボーナス返済があると、金利が上がったときの増加がボーナス月にも乗ります。なくすと増加は毎月に集まります。どちらが家計に合うかは、ボーナスの確実さで決まります。分かれ方はボーナス返済ありの試算で計算しています。
借り換えると改定の周期も変わります。起点の扱いは借り換えと改定周期で確認できます。
繰上げでボーナス分だけ消す方法
手元の資金があれば、ボーナス返済分だけを繰上げで消す方法もあります。この場合は毎月が増えません。必要な額と効果はボーナス返済分だけの繰上げで計算しています。取り扱いは銀行で異なるので確かめます。
手元資金を残したいなら、借り換えや条件変更で毎月に移す方が合います。使える資金の額で選びます。
毎月の増加を払えるかを先に試す
毎月の増加が18,345円なら、数か月積み立ててみると、続けられるかが分かります。ボーナスに頼らない家計の形に慣れるので、変更後の負担を実感できます。増加を払えないなら、期間を延ばす方法もありますが総額は増えます。比較は借り換えで期間を延ばす場合にあります。
どこまで減らすかの選び方
なくすだけでなく、割合を下げる選択肢もあります。比率を下げれば毎月の増加も小さくなり、ボーナス月の負担も軽くなります。今のボーナスの何割なら安定して払えるかを、過去数年の手取りで確かめます。ボーナスの全額を当てにしている場合は、減ったときの余裕がありません。
毎月の増加を払えるかどうかが分かれ目です。増加を払うと毎月の黒字がなくなる場合は、ボーナス分を積み立てる形にしておくと、同じ負担でも資金の余裕が残ります。ボーナス月に備える家計の分け方を決めてから手続きを考えます。
検討の手順
- 返済予定表でボーナス返済の額と残高を確かめる
- 同じ銀行で条件変更ができるか、手数料とあわせて確かめる
- 借り換えの場合の金利、諸費用、毎月の増加を計算する
- 毎月の増加を家計で試してから決める
ボーナス返済の変更についてよくある質問
ボーナス返済をなくすと総額は増えますか
この試算では、ボーナス分の半年ごとの利息計算の差でわずかに変わる程度でした。総額の大きな差は金利と諸費用から来ます。
控除に影響はありますか
返済の形が変わると年末残高が少し変わります。大きな差にはなりません。借り換えの場合は期間と諸費用の扱いを確かめます。
ボーナスが不安定な人はどうするとよいですか
ボーナスを当てにしない家計にしておく方が、減ったときの負担を避けられます。どこまで下げるかは毎月の余裕で決めます。
ボーナス返済をなくすと審査に影響しますか
審査の基準は金融機関の判断によるため、ここでは言えません。毎月の返済が増える分、返済比率の計算には影響します。借り換えの申込時に確かめます。同じ銀行の条件変更でも審査が必要な場合があるので、手数料と合わせて確かめます。
この試算で置いた前提
ボーナス返済は月々分と別の勘定として半年ごとの利息で計算しました。同じ銀行の変更の手数料は5,500円で置いています。金利は完済まで一定の仮定で、5年ルール・125%ルールは外して比べています。ルールがある場合は、金利が動いたときに毎月とボーナス月の増え方が変わります。比率と金利は読み方を示す例なので、ご自身の数字で置き換えて確かめます。
まとめ
- 比率20%なら毎月18,345円増え、ボーナス月の134,274円がなくなる
- 総額の差の大部分は金利差と諸費用から来る
- 同じ銀行の条件変更も比べる
- 毎月の増加を試してから決める