年収別の返済負担率の早見表
結論を表で示します。残債3,000万円・残り30年・適用金利0.6%から上がった場合の、年間返済額が年収に占める割合です。
| 額面年収 | 今の負担率 | +1% | +2% |
|---|---|---|---|
| 400万円 | 27.3% | 31.5% | 36.0% |
| 500万円 | 21.9% | 25.2% | 28.8% |
| 600万円 | 18.2% | 21.0% | 24.0% |
| 700万円 | 15.6% | 18.0% | 20.6% |
| 800万円 | 13.7% | 15.7% | 18.0% |
| 1,000万円 | 10.9% | 12.6% | 14.4% |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。元利均等、ボーナス返済なしで、上昇後の金利で残り30年を再計算した年間返済額を額面年収で割っています。
同じ上昇でも、年収が低いほど負担率の上がり幅は大きくなります。年収400万円と1,000万円では、+2%の上がり幅に倍以上の差が出ます。負担率が上がるのは返済額の増加が原因なので、毎月いくら増えるかは金利上昇の早見表で読めます。
残債別の負担率
年収を600万円に固定して、残債を変えた表です。残債が大きいほど今の負担率も上昇後の負担率も高くなります。
| 残債 | 今の毎月 | +1%の毎月 | +2%の毎月 | 今の負担率 | +1% | +2% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 60,719円 | 69,987円 | 80,067円 | 12.1% | 14.0% | 16.0% |
| 3,000万円 | 91,078円 | 104,981円 | 120,101円 | 18.2% | 21.0% | 24.0% |
| 4,000万円 | 121,438円 | 139,975円 | 160,135円 | 24.3% | 28.0% | 32.0% |
| 5,000万円 | 151,798円 | 174,969円 | 200,169円 | 30.4% | 35.0% | 40.0% |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。残り30年、年収600万円の計算です。
残り期間が違う人は負担率も変わります。残りが短いと今の返済額が高いので、負担率は高くなりますが、金利による上がり幅は小さくなります。正確な数字は自分の条件で計算します。
目安の負担率に収めるのに必要な年収
負担率を一定に保つために必要な年収を逆算しました。残債3,000万円・残り30年の例です。
| 目標の負担率 | 今の金利 | +1% | +2% |
|---|---|---|---|
| 20% | 547万円 | 630万円 | 721万円 |
| 25% | 438万円 | 504万円 | 577万円 |
| 30% | 365万円 | 420万円 | 481万円 |
このサイトの計算エンジンによる算出値です。年間返済額 ÷ 目標の負担率を1万円単位で切り上げています。目標の負担率は読み方の例で、適正な水準を示すものではありません。
昇給で追いつく考え方は年収と金利上昇の比較で計算しています。年収が下がる場合の負担率は年収が下がった場合で確認できます。
負担率だけでは家計の余裕は分からない
同じ負担率でも、家族の人数、教育費、車の有無で家計の余裕は違います。額面の年収は手取りより大きいので、手取りに占める割合はこの表より高くなります。負担率は比べるための目安で、「いくらなら払えるか」の答えではありません。
管理費や修繕積立金がある人は、それらを含めた住居費で見ます。計算は管理費と修繕積立金の試算にあります。年間の黒字と年額の増加を比べる方が、実際の判断には近くなります。
審査の基準とは別のもの
金融機関の審査で使う返済比率は、審査用の金利で計算することがあり、この表の数字とは一致しません。今の返済中の家計を確かめるための数字として読みます。借り換えの審査では別の計算になることがあるので、金融機関に確認します。
借入前の比較は借入可能額と返済負担率で扱っています。返済中の人は、今の年収と残債でこの表を読み替えます。
負担率が上がる前にできること
負担率を下げる方法は、返済額を下げるか収入を増やすかです。返済額を下げる方法には、返済額軽減型の繰上げ返済、期間の延長、金利の低い借り換えがあります。それぞれ費用と総額への影響が異なります。比べ方は返済額が上がった後の選択肢で確認できます。
ボーナス返済がある人の読み方
ボーナス返済がある場合、年間の返済額には月々の分とボーナス分の両方が入ります。月々の額だけで計算すると負担率を低く見積もります。金利が上がるとボーナス分も増えるので、年間の合計で計算します。
ボーナス月の増え方はボーナス返済ありの試算で確認できます。ボーナスが減った場合の影響はボーナスが減った場合にあります。
負担率を見直すタイミング
負担率は年収と残債が動くたびに変わります。昇給や転職、改定の通知を見直しの節目にすると、変化に早く気づきます。
自分の負担率を確かめる手順
- 返済予定表で今の毎月返済額、ボーナス返済、残債、残り期間を確かめる
- 年間返済額を額面年収で割り、今の負担率を計算する
- ツールで上昇後の返済額を出し、同じ計算をする
- 管理費や修繕積立金を足した額と、手取りに対する割合も確かめる
返済負担率についてよくある質問
何%までなら安全ですか
家計の支出によって違うので、一律の水準は言えません。負担率より、毎月の黒字と手元の資金で確かめる方が確実です。
共働きの場合はどう計算しますか
返済額を世帯の年収で割ると世帯の負担率になります。ただし片方の収入が減った場合も計算しておくと、備えを考えやすくなります。
金利が上がってもすぐ負担率は上がりませんか
5年ルールのある契約では、次の改定までは返済額が変わらないので、負担率も変わりません。ただし元金の減りは遅くなっています。
負担率が上がったらすぐ動くべきですか
まず家計の黒字で吸収できるかを確かめます。
この試算で置いた前提
額面年収で計算し、ボーナス返済はなしとしています。手取りで見ると割合は高くなります。
まとめ
- 残債3,000万円・年収600万円なら、+2%で負担率は24.0%
- 年収が低いほど、負担率の上がり幅は大きい
- 負担率は目安で、審査の基準や家計の余裕そのものではない
- 手取りと毎月の黒字で確かめる