借入年月から見る次回の改定時期

次の表は、借りた翌月を初回返済とし、そこから60回ごとに返済額が改定されると仮定した早見表です。基準は2026年10月時点で、それより後に来る最初の改定を示しています。

借入年月初回返済次回の改定何回目の改定か2026年10月からの残り
2019年4月2019年5月2029年5月2回目2年7ヶ月
2019年10月2019年11月2029年11月2回目3年1ヶ月
2020年4月2020年5月2030年5月2回目3年7ヶ月
2020年10月2020年11月2030年11月2回目4年1ヶ月
2021年4月2021年5月2031年5月2回目4年7ヶ月
2021年10月2021年11月2026年11月1回目1ヶ月
2022年4月2022年5月2027年5月1回目7ヶ月
2022年10月2022年11月2027年11月1回目1年1ヶ月
2023年4月2023年5月2028年5月1回目1年7ヶ月
2023年10月2023年11月2028年11月1回目2年1ヶ月
2024年4月2024年5月2029年5月1回目2年7ヶ月
2024年10月2024年11月2029年11月1回目3年1ヶ月
2025年4月2025年5月2030年5月1回目3年7ヶ月
2025年10月2025年11月2030年11月1回目4年1ヶ月
2026年4月2026年5月2031年5月1回目4年7ヶ月
2026年10月2026年11月2031年11月1回目5年1ヶ月

このサイトの日付計算による算出値です。初回返済月から60回ごとに改定される前提の目安で、半年ごとの基準日に合わせて改定する契約とはずれることがあります。

表にない月は、最も近い行に月数の差を足して読み替えてください。2021年4月に借りた人は1回目の改定がすでに過ぎているので、次は2031年です。逆に2021年10月の人は改定がすぐ目前に来ています。

起点の数え方は銀行で異なる

この早見表は「初回返済から60回」という単純化をしています。実際の起点は契約によって異なります。たとえば三菱UFJ銀行は年2回型の案内で、変動金利・元利均等返済の返済額は「10月1日を基準とした5年間」変わらない旨を示しています。4月1日と10月1日の基準日を使う契約では、改定時期が借入月そのものとは一致しない場合があります。

出典:三菱UFJ銀行の案内(2026年6月17日現在)。2026年10月31日に確認しました。この記述は同行の案内であり、他行の取り扱いをそのまま示すものではありません。

借り換えをしている人は、借り換え後の契約の起点を確かめます。起点がどう変わると改定がどう動くかは借り換えと改定周期の試算で扱っています。

確実な時期は返済予定表で読む

早見表はあくまで見当を付けるためのものです。確実な時期は、手元の返済予定表の「毎月の返済額」の列で確かめられます。返済額が切り替わった月があれば、その月が前回の改定です。そこから5年後が次回の目安になります。借入から5年未満で切り替わりがない場合は、借入時の案内を確認します。

予定表の読み方は返済予定表の見方にまとめています。金利が上がっているのに改定月が書かれていない場合は、金融機関の窓口かWebの契約照会で確認します。

次の改定で返済額はいくらになるか

時期がわかったら、次は金額です。3,000万円を35年で借りた人が、最初の改定前の3年間で金利が上がった場合を計算しました。

3年での上昇幅いまの返済額再計算の返済額改定後の返済額1.25倍の上限5年後の残債
+0%79,208円79,209円79,209円当たらない2,609万円
+0.5%79,208円86,620円86,620円当たらない2,655万円
+1%79,208円94,545円94,545円当たらない2,702万円
+1.5%79,208円102,998円99,010円当たる2,750万円
+2%79,208円111,994円99,010円当たる2,799万円
+3%79,208円130,859円99,010円当たる2,883万円

このサイトの計算エンジンによる算出値です。借入3,000万円・35年・当初0.6%・元利均等、5年ルール・125%ルールありで、上昇が半年ごとの階段状に起きる仮定です。

+1%までなら改定後の返済額は再計算どおりです。+1.5%からは1.25倍の上限に当たり、返済額は99,010円で止まります。上限に当たると月々は抑えられますが、再計算との差は次回以降へ先送りされるだけです。

上限に当たった場合、差額はどこへ行くか

上限で返済額が止まっても、利息が減るわけではありません。再計算した返済額に届かない分は元金の返済が遅れる形になり、次の改定でさらに上げる理由として残ります。1回目の頭打ちの後を試算した上限後の改定の追いつき方も合わせて見ると、1回目の改定額だけで安心できないことが分かります。

また、利息が返済額を超える水準まで金利が上がると未払利息が発生します。発生条件は未払利息がいつ発生するかで計算しています。

時期がわかると動きやすくなること

改定時期が2年以上先なら、増える分を毎月積み立てる期間があります。必要な額は金利上昇に備える積立額で計算できます。改定時期が1年以内なら、増加後の返済額で家計が回るかを先に確認し、足りなければ返済額を抑える繰上げ返済や条件変更を検討します。

教育費や車の買い替えなど、大きな支出と重なる年も表で先に分かります。重なりの見方は教育費と改定の重なりで試算しています。借り換えや固定への変更を考える場合も、改定の前か後かで比較の前提が変わるため、まず時期を確定させます。

改定時期を確かめる手順

  1. 返済予定表で、返済額が変わった月を探す。なければ初回返済月を確認する
  2. 金融機関の案内や契約書で、基準日と5年の数え方を確かめる
  3. 次回の改定月をカレンダーに書き込み、1年前にもう一度試算する予定を入れる
  4. ツールに残債、残り期間、金利と改定までの期間を入れ、改定後の返済額を確認する

返済額の改定時期についてよくある質問

金利の見直しと返済額の改定は同じ日ですか

別です。金利は半年ごと、返済額は5年ごとが一般的な形です。契約により基準日も異なるため、金利通知が来たからといって、その月に返済額が変わるとは限りません。

金利が上がらなかった場合も改定はありますか

5年ごとに残高と残り期間で再計算する仕組みのため、金利が同じなら返済額はほぼ変わりません。今回の試算では上昇なしの場合でも端数で1円の差が出ています。

繰上げ返済をすると改定時期は変わりますか

一般的な形では周期そのものより改定額に影響します。取り扱いは金融機関に確認が必要です。前後どちらに入れるかの比較は改定の直前と直後の繰上げ返済で試算しています。

まとめ

  • 初回返済から60回ごとと仮定すると、2021年10月借入の次回改定は2026年11月
  • 起点の数え方は銀行で異なるので、返済予定表と案内で確定させる
  • 3,000万円・35年で1%上がると、改定後の返済額は94,545円
  • 1.25倍の上限99,010円に当たると、差額は次回以降に残る